2012-05-11 第180回国会 衆議院 本会議 第20号
そんな庶民宰相が、社会保障と税の一体改革を現在背負っておられるんです。前政権が権力の座に恋々とする余り国民にお願いできなかった負の遺産を背負っておられるんです。 過去の政治が逃げて通った険しい道のりを、庶民宰相である野田佳彦総理がどんな思いで歩んでおられるのか、心の色をお伺いしたいと思います。 かつて、未来を真剣に考え、国民に負担をお願いした先輩たちも大勢いらっしゃいました。
そんな庶民宰相が、社会保障と税の一体改革を現在背負っておられるんです。前政権が権力の座に恋々とする余り国民にお願いできなかった負の遺産を背負っておられるんです。 過去の政治が逃げて通った険しい道のりを、庶民宰相である野田佳彦総理がどんな思いで歩んでおられるのか、心の色をお伺いしたいと思います。 かつて、未来を真剣に考え、国民に負担をお願いした先輩たちも大勢いらっしゃいました。
もちろん六〇年安保があったり警職法、政防法の問題があったりいろいろな問題がありましたし、またロッキード事件等の国際的にかかわる重大な問題もございまして、庶民宰相と言われた田中総理が今日司法の裁判の渦中に置かれているという大変残念な事態も御案内のとおりあるわけでございます。
四十七年夏、田中内閣の出現は今太閤とはやされ、庶民宰相として国民から大きく期待をされたのでありますが、その業績は、国民に幸せをもたらすのでなく、異常な物価高と不公正をつくり出し、結果的に国民の政治不信を招き、国際信用までも失うこととなりました。この田中内閣の出現に手をかし、副総理として入閣した三木総理は、本来であれば謹慎すべき立場にこそあれ、政権担当の資格はないと考えます。
田中総理、あなたは、庶民宰相を旗じるしに、自民党再建の旗手としてさっそうと登場したにもかかわらず、わずか二年にして、あなたの期待に反して、このたびの参議院選挙で、自民党は、改選議席数の半数さえも確保できず、保守合同以来かつてない大きな危機に直面しているといわれております。また、田中内閣にはいまや冷ややかなすき間風が流れていると取りざたされております。それは一体なぜでしょうか。
理由はわかるが、一年半前に、総理が総理になられたとき、というのはおかしな言い方ですが、庶民宰相だといわれたわけでありますが、これはどう見ても、庶民感情からいって合わない。不労所得、配当所得は三百五十七万円まで一銭も税金はかからぬけれども、勤労者の額に汗して働くその所得に対しては十八万八千円という税金がかかる、これはどう見ても、庶民感覚と合わぬことだと私は思うのです。
庶民宰相としてはなばなしく登場をした、登壇をしたといいますか、おどり出た田中角榮総理大臣、いまこそ、あなたの庶民的感覚によって、弱い層にいかなる善政を施すか、この不当利得を吸い上げて、そしてこれを公平に分配するという点についての決意と、そうして具体的案があるならば具体的案、それの実行を要請します。いかがです。
すなわち、田中内閣は一昨年七月、佐藤内閣のあとを受けて、国民の圧倒的な支持を受けて、あなたは庶民宰相、野人宰相としてはなばなしく登場いたしました。しかるに、自民党政権多年の悪政が生んだ、物価、インフレ、公害、土地、住宅、交通禍などの問題は、一向に解決を見ておりません。私は、これはまさに歴代保守党内閣の政治責任であるということを痛感するのであります。
終わりに、一言つけ加えさしていただきますが、田中総理が佐藤内閣のあとを受けて登場したとき、庶民宰相とか今太閤とか、少なくとも親しみのある声がちまたで聞かれ、国民の期待も寄せられたことは事実であろうと思います。しかしながら、最近では、変わりばえのしない保守政権にあいそをつかしたちまたの国民の声は、ああ佐藤が角砂糖に変わっただけかと失望に変わり、物価高に怒りの声も大きくなっております。
総理が佐藤前内閣からバトンタッチした際、新聞、テレビがこぞって庶民宰相の誕生と報道したのは、記憶に新しいところであります。しかし、今日、田中内閣とわが自由民主党に課せられた課題はきわめてきびしいものがあり、この難局に処するにあたり、国民が求めているものは、庶民宰相はもとより、庶民政府であり、庶民党であると信じます。
少なくとも、総理は庶民宰相として国民は淡い期待を持って迎えられたと思います。しかし、政権を担当してちょうど一年半になります。今日、国民は全く期待が裏切られたと、こういう感じが非常に強いかと思います。たとえば総理の一枚看板である日本列島改造論、これは今日、インフレと物価の高騰、物の不足、これを現在かもし出しておる。これに対して総理は責任を痛感されておりますか、あるいは反省をされておりますか。
ただ、あなたが総理になられたときに、いわゆる庶民宰相として、国民は大きな期待と、あなたに対するいわゆる支持、人気が集まったのです。ところが、今日ではもう御承知のような状態であります。支持率は、下がりつつというか、ぐんと下がって、半分以下に下がっておる。今日では二〇%をもう割るのではないか。そこで初心に返ってもらいたい。
当時は、今太閤と言われ、庶民宰相として国民の人気を博しましたが、その後、時がたつに従い、その人気は下降し、各種世論調査の示すとおり、いまや国民は、田中内閣に対し深く絶望するに至っておるのであります。(拍手) その理由は、一言にして申し上げますならば、田中内閣の内外にわたる施政の失敗にあるのであります。
ともに政治家として歩んだ道のりは同期間でありまして、心の中では、同期の田中総理よ、がんばれという気持ちを持って今日まで来たのでございますが、この庶民宰相の期待が裏切られたこの現実を直すためには、政治不信を改めるためには何をしたらいいかという基本問題があるわけです。それは政治家そのものが政治姿勢を正すことである、きれいな政治を行なうための金のかからぬ選挙をやることである。
(拍手) やはり田中内閣は庶民宰相ではなかったとの声が、ちまたに充満しているのであります。田中総理、あなたはその声が聞こえるでありましょうか。
○山田勇君 庶民宰相として、国民の期待を裏切らぬよう、名実ともに備わった政治を国民の前に展開されるよう、強く要望いたしまして、時間オーバーしましたことをおわびしまして、私の質問を終わります。
こんなことで、庶民宰相といわれる田中総理の政策はどこにあるのでしょうか。それとも、国民大衆のためというのは表向きだけで、実は一握りの資産家のほうを向いて政治を行なうというのが総理の本心でありましょうか。 さらに、最近のインフレはますます庶民の生活を苦しめております。
庶民宰相といわれる田中総理、この学生の心情はおわかりだろうと思うんですね。私多く申し上げるわけじゃありませんが、この税金の問題を実情に合ったようにひとつ最低限を引き上げていただきたい、あるいは控除をもっと大きくしてもらいたい、こういうことを、こういう思いを持っている多数の勤労学生にかわって申し上げる次第であります。いかがでしょうか。
どうもその辺の指揮権の発動というやつが、指揮権と言うとことばはおかしいんだけれども、田中さんのそういう庶民宰相として、しかも党人宰相として国民が期待を持っているようなそういう点がすぐれているんですよ。そのときにあなたが一石を投じてくれたんだ。私は心から激励するね、あなたを。私は国対委員長をやっているけれども、参議院の、ずいぶんあのときもあなたに応援した。まあそのとおりになってけっこうだ。
なるほど、庶民宰相、大衆の味方田中角榮ならあるいはやるかもしらぬ、こう実は期待をいたしたのであります。なぜ一兆円減税ができなかったのか、その根拠、理由は一体、あなたがやろうと思えばできると私は推測をしていたのでありますが、どういう阻害要因があるのですか。
そのときに庶民宰相田中角榮先生がお出ましになったわけです、これは。そうなんですよ、背景はそこにあったのです。そのために国民がどういうふうに思ったかといいますと、あれだけ苦労してきた人だから、いわゆる庶民の気持ちはよくわかってくれる、苦学力行してきた人だから、われわれの気持ちをくんで、われわれのいらいらを必ず解決してくれる、それは決断と実行だと、これまたうまく当てはまったんですよ、これ。
(拍手) 総理、あなたが庶民宰相を旗じるしに、「決断と実行」をキャッチフレーズとしてさりそうと登場してから、早くも半年は経過いたしました。そして、いまでは、戦後最高の内閣支持率が取りざたされ、田中ブームとはやされた時期のあったことが、信じられないような状態になってしまっております。(拍手)あなたを包んでいたあたたかいムードは、一体どこにいってしまったのですか。